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ソファのこと

ソファを長持ちさせるコツ。お手入れや掃除特集。

ソファはどのように使うのかによって傷みやすさが大きく変わってきます。できるだけ良好な状態を長持ちさせるためには、普段の使い方を見直してみるのはもちろん、置き場所やお手入れ、掃除方法にもこだわることが重要です。
どのようなことに注意して使用すれば良いのかについてご紹介しましょう

 

 

ソファを長持ちさせるために気をつけるポイント

上記のポイントをおさえておくと、何も気にせずに使った場合に比べて、大幅にソファが長持ちしやすくなります。それぞれの項目について詳しくご紹介しましょう。

ソファの上で飛び跳ねない

ソファを長く使うために、何よりの大前提となるのは「跳びはねない」こと。
跳びはねる等の強い衝撃を与えることでウレタン内の気泡を破壊してしまい復元力が弱まります。これが所謂「へたる」という現象になります。当たり前のことなのですが、お子さんのいる家庭ではどうしてもありがちなので気をつけたいですね。
もともとソファは跳びはねる前提で作られていないので、数回思い切りジャンプしただけでも簡単に調子が狂ってしまうことがあります。まるでトランポリンのようにおもちゃ感覚で飛び跳ねてしまうお子さんが多いので、ソファを長持ちさせるために、実際にトランポリンを購入してソファから気をそらすなどの対策について検討してみてはいかがでしょうか。
同じように、勢いをつけて腰掛けるのもやめましょう。ゆっくり座り、静かに立つことを意識してみてください。

 

定期的にソファの座面を入れ替える

ソファのどこに誰が座るかは、いつの間にか決まってしまいがち。そうすると、同じ場所のウレタンにだけ負担がかかってしまいます。意識的に座る場所を変えるか、座面や背クッションが取り外し可能な場合は、定期的に入れ替えることで、ソファの型崩れを防げます。

状態が悪化してから入れ替えても大きな効果は得られません。気づいた時に座面を入れ替えようと考えると忘れてしまうこともあるので、ソファを長持ちさせるためには、「毎週月曜日にソファの座面を入れ替える」といった形で習慣にしてみてはいかがでしょうか。

 

直射日光を避ける

特に張地が布の場合、日光によって色褪せします。直射日光が降り注ぐ場所を避けるか、どうしてもその場所に置きたい場合は、日中の使わない時間帯はカバーをかけるようにしましょう。または少し厚めのレースのカーテンで、直接的な日差しを遮ることでソファの日焼けを防止するようにしてください。

 

湿度・温度変化の激しい場所、高湿度の場所を避ける

特に張地が革・合皮の場合、激しい湿度・温度変化を繰り返すことによって剥離してしまうことがあります。ストーブの近く、冷房の風が直接当たるような場所は避けた方が無難です。また、高湿度の場所では布、クッション材のフェザーにカビが発生することがあるので要注意。
空気が乾燥しやすい冬になると加湿器を使うことが増えるので、加湿器付近にソファを設置しないように注意しなければなりません。

カビが繁殖しやすいのは、温度は5℃~35℃、湿度80%以上の環境です。また、温度が25度前後、湿度65%以上になるとダニが繁殖しやすくなります。ソファの内部にカビやダニが繁殖してしまった場合、なかなか対処ができないので、できる限り置き場所を工夫し、発生を抑えるための対策に力を入れましょう。

 

肘かけ、背もたれに座らない

「ちょっと」のつもりで腰かけてしまうこともありますが、どちらも座るようには作られていない部分。負荷をかけるのは避けましょう。特にお子さんがこういった場所に座ってしまいがちなので、座らないようにお願いしてみてください。

 

飲み物をこぼした時にはすぐに拭く

こぼした汚れがしみこむ前に、すぐにふき取ることが大切。その場合、濡れタオルが長時間触れていると、逆に汚れがしみこんでいく原因にも。大きめのタオルやバスタオルで素早く水分を取り去りましょう。
まだ染み込む前であればタオルで拭くだけでも水分を取り去ることができますが、中まで入り込んでしまったような場合は、表面を拭き取るだけではキレイになったとはいえません。特に布製の製品の場合はすぐに拭き取らなければならないので、注意が必要です。

布製のソファに染み込んでしまった場合、まず、バケツにぬるま湯入れ、中性洗剤を溶かしましょう。その中にタオルを入れて濡らして絞ってからソファ表面を叩くようにして汚れをふき取ります。
横にゴシゴシ擦ってしまうと、繊維の奥に汚れが広がってしまうので注意が必要です。何度か繰り返し、最後にただの水に入れて絞ったタオルで拭き取り、乾拭きしてから乾燥させましょう。
風通りが悪い場所に置いている場合は乾くまでに時間がかかり、カビなどが発生しやすくなってしまうので、場所を移動してよく風が通るところで乾かしてみてください。

 

定期的に掃除機をかける

特にソファに座ったままの状態で何か物を食べることがある場合は、小さな食べかすがソファの上に散らばっている可能性が高いです。定期的に掃除機をかけてソファを綺麗な状態に保ちましょう。食べかすをエサとしてダニなどが繁殖しやすくなる恐れもあります。

掃除機は少なくとも月に1~2回程度はかけるようにしましょう。背もたれと座面の隙間は特に汚れがたまりやすいポイントなので注意して掃除機をかけてみてください。

ソファの上で物を食べる事が多い場合は、できればサイドテーブルを設置することをおすすめします。ソファが大きく汚れてしまう原因は、飲み物をこぼしたり、食べかすを落としたりしてしまうためです。深く座っている場合、毎回起き上がってテーブルまで手を伸ばすのが面倒で、食べ物やコップを持ちっぱなしになってしまう方がいますが、サイドテーブルを活用すれば起き上がらなくても置いておくことができるので、ソファを汚してしまうリスクが大きく減ります。

 

顔や髪の毛が直接つかないようにする

リラックスしているとソファで横になってしまいがちですが、特に整髪料をつけたままの髪の毛が触れてしまうとその油分が移り、汚れの原因になってしまいます。女性の場合はメイクをしている方も多く、メイク用品にも油が含まれているのでソファに顔をくっつけないように注意しましょう。
ソファの上で横になりながら過ごしたい場合は、カバーをかけて定期的に取り替えるなどの対策を取ってみてはいかがでしょうか。

 

エアコンの風が直接当たらない位置に置く

張地が革でできているソファの場合、直接エアコンの風があたることによって乾燥しやすくなります。乾燥は革を劣化させてしまう大きな原因でもあるので、できればエアコンの風が直接当たらないような場所に設置しましょう。
難しい場合はエアコンの風向きを調整するなどして対策をすると効果的です。

 

気をつけたい「お手入れ」のポイント

ソファは定期的なお手入れが必要です。ソファのお手入れのコツを知っておくことで、ソファの劣化を最低限に抑えることができます。

 

上記は面倒なお手入れが苦手な方でも実践しやすいので、ぜひ行ってみてください。それぞれのポイントや、注意点についてご紹介します。

替えカバーを用意し定期的に替える

ソファで、劣化が早く進む部分はクッション材と張地。張地がカバー式になっていて、取り外しができるタイプなら、定期的に交換して「休ませる」時間を作るのがオススメです。
特に革製品の場合、時々休ませることによって革に付着している汗や水分を乾かすことができるため、カビや雑菌の繁殖を防ぐことにもつながります。革タイプの多くは全体に革が貼り付けてある張りぐるみと呼ばれるものであり、こちらは自分で交換はできないのですが、ファスナーを開閉することによって交換できるタイプの製品は、こういったメンテナンスを行ってみてください。

布製品については革製品よりも張地がカバー式になっているものが多いので、定期的に交換しやすいでしょう。何種類か替えカバーを用意しておけば、カバーを交換するたびにちょっとした模様替えのような雰囲気を楽しむことができます。

 

カバーを洗う時はドライか手洗いで

布タイプのソファでカバーに「洗濯機可」の表示があっても、できればドライクリーニングか手洗いを。どんなに弱水流にしても、洗濯機内の摩擦で擦れてダメージとなり、糸がほどけるなどのトラブルの原因になりがちです。

週1回、月1回などの頻度で洗うとダメージが大きくなってしまうので、1シーズンに1回~3ヶ月に1回、それより長めに見る場合も半年に1回程度を目安に洗うと良いでしょう。なお、水洗い不可のものをご家庭で水洗いしてしまった場合、生地が縮んでソファに合わなくなってしまう可能性があるので注意しましょう。
クリーニングに出してドライクリーニングしてもらった方が安心です。

 

脚のネジは定期的に点検する

脚がネジで取り外し可能なタイプの場合、使っているうちにどうしてもネジが緩んできます。緩み方の差によって傾きが生じることもあるので、定期的にチェックし、緩んでいる時には締めるようにしましょう。子犬を飼っているお宅では、歯がかゆくてソファの脚(特に木製)をガジガジ噛んでしまうこともあります。ダメージを受けない鉄製脚のソファを選ぶか、外す対応をするのがいいでしょう。

ソファを長持ちさせるための注意点として、基本的にネジの締め直しを行う際には電動工具を使うのではなく、手作業で行いましょう。何度も電動工具で締め直しを行った場合、ネジ穴・ネジ山がつぶれてしまい、メンテナンスができなくなってしまうことがあります。

 

クリーナーや撥水スプレーは見えないところで試す

汚れの原因には油性、水性、それ以外とさまざまなものがあり、またソファの張地には主に布、合皮、革の3種類があるため、それぞれの状況ごとに対処法も変わってきます。汚れを落としたい時には、使っている汚れの内容とソファの材質に応じたソファ専用クリーナーを使うように。また、汚れが付きにくいよう撥水加工スプレーを使うのもよい方法ですが、クリーナー、スプレーともまず見えないところで試し、変色などが起こらないか確かめて!

 

毎日できる簡単なお手入れを実践する

長持ちさせるためとはいえソファのお手入れというと面倒に感じてしまいがちですが、毎日継続できるような簡単なものもあります。
例えば、布タイプの製品であれば掃除機でゴミを吸うだけでも清潔に保つことができるでしょう。ソファの近くにハンディクリーナーを用意しておけば手軽に実践できますし、かかる時間も2~3分程度です。
また、革・合成製品の場合は、乾いたタオルで乾拭きするだけでも清潔に保つことに繋がります。毎日行うのが難しくても週に1回程度ちょっとした時間ができた時に行ってみてはどうでしょうか。
汚れが蓄積してからお手入れをしても、簡単に落ちない汚れになってしまう可能性があるので注意が必要です。

 

本革製品に水拭きはNG

合皮製品の場合、水拭きでお手入れをすることができるのですが、本革の場合、非常に水に弱い特徴を持っているため、製品紹介で「水拭き可」と書かれているもの以外は基本的に水を使ったお掃除はNGです。
どうしても乾拭きだけでは落ちにくい汚れがある場合、水に濡らしてから硬く絞ったタオルでお手入れし、乾拭きしてしっかり乾かす必要があります。また、革製品の場合は専用のオイルなどを使ったお手入れが必要な場合があるので、各製品を購入する際に確認しておくと安心です。

 

気をつけたい「掃除」のポイント

ソファの掃除のコツや注意点を知ることで、ソファを清潔に保つことができます。掃除のポイントを紹介します。

 

掃除する際に特に気をつけたいのが、できる限りソファに負担をかけない、ダメージを与えない方法で実践するということです。それぞれのポイントを見ていきましょう。

掃除機のノズルは先が丸いものを使う

掃除機を使うときは、張地を傷つけないように先が丸いノズルを選びます。特に革製張地に「強」出力は避けた方が無難。隙間部分を掃除する時は細いノズルに替えるなど、場所によってこまめに切り替えましょう。洋服用のブラシでゴミを取るのもよい方法です。

特に、座面と背もたれの間にゴミが入ってしまい、なかなか取れないと無理に掃除機のノズルを奥まで押し付けてしまいがちです。間に入って取れない汚れがある場合、掃除機のノズルを入れるよりもゴム手袋を付けた手を間に入れて汚れを掻き出すようにしましょう。汚れを絡めとることができます。

 

強粘着のテープは避ける

「コロコロテープ」も便利ですが、あまり粘着力が強いと張地を傷める原因に。特に織りのある布の場合、粘着力弱めのものを、あまり強く押し付けずに使うのがベター。ガムテープの使用は生地を傷める可能性があり、お勧めできません。
粘着テープを使うよりは掃除機の弱で汚れを吸い取った方が無難です。

普段の掃除では、座面をはずして掃除機をかけるところまではなかなかできないと思いますが、年末大掃除の時にはぜひトライを。オモチャやお菓子のかけらが入り込んでいることがよくあります。

 

各メーカーが推奨する掃除方法を確認してから実践する

ソファの張地は大きく分けると布、合皮、革の3種類ではありますが、これらの中でも更に様々な分類に分かれます。そのため、長持ちさせるためには掃除をする前にまずは購入した製品ではどのようなお掃除を推奨しているのかについて確認してから取り組むようにしましょう。

また、初めての方法でお掃除をする際には、必ず慎重に行うことが大切です。例えば、布ソファの汚れを落とすのにスチームクリーナーが効果的と聞いて実践してみたものの生地が焦げてしまった、合皮の黒ずみはメラニンスポンジで擦るのが効果的と知ってゴシゴシこすったところそこだけ大きく変色してしまった、などのトラブルが挙げられます。
特にメーカーが推奨している以外の方法を選択する場合には目立たない部分で、狭い範囲の掃除から試してみてください。
ソファの裏側で同じ張地を使っている部分で一度試してから広い範囲で行うと安心です。

 


お気に入りのソファや高価な製品を長持ちさせるためには、各製品に適した丁寧なお手入れをすることが重要だといえるでしょう。普段どのように使うかがソファの状態を大きく左右するので、ソファが傷む原因になりそうなことはできる限り避けてください。
適切なメンテナンスとお手入れをしながら使うことはソファを清潔に使うことにも繋がります。

年末の大掃除の際に慌てて汚れが蓄積したソファの掃除をする方もいますが、毎週、または毎月のような形で簡単なメンテナンスとお手入れを実践してみてはいかがでしょうか。ソファを配置する位置によってもエアコンの風や湿気などの影響で傷みやすくなることがあるので、新しくソファを購入する際には置き場所についてもよく検討が必要です。

ソファに関するお役立ちリンク集

bloccoでは、ソファづくり70年以上の蓄積された経験や知識を活かして、ソファに関するお役立ち情報をたくさん掲載しています。

 

家での楽しい時間、家族や友人とのかけがえのない時間、ペットに癒される幸せな時間。その多くの思い出は、心地良いソファの上で生まれていると感じています。そんな特別な時間を大切にしていただきたく、私たちはソファ選びの参考となる情報をお伝えしています。

 

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