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ソファの配置レイアウトについて。間取りやリビングの広さとの関係は?

新たにソファを購入しようと考えた際には、部屋の中でどこに配置するのか事前によく検討が必要です。他にもテレビや収納家具などがあるので、それらとの位置関係についても考えておかなければなりません。配置で注意しなければならないポイントや、ソファと部屋のサイズの関係などについて解説します。

 

 

ソファの配置で気をつけるポイント

ソファの中には重いものが多く、一度配置した後はなかなか移動できないケースが多いです。そのため、どの位置にソファを配置するのかについては、事前にしっかりと考えておかなければなりません。
実際に置いてみてから雰囲気や使い心地を確認してみるのも良いのですが、置き場所について事前に検討したい方は以下の3点に注目してみてください。

それぞれのポイントでどのようなことに注意すれば良いのか、何を考えて配置すれば使いやすいと感じられるのかについて解説します。

ソファとテレビの配置が特に重要

当然のことながら、大切なのは「ソファに座った時、何が見えるか」
テレビが見たい、窓の外の景色を見たい、キッチンやダイニングの様子を見たい…。
そういったことを考えると自然に置き場所は決まってくると思います。

 

ソファに座ってテレビやDVDなどを見ながらくつろぎたい方が多いためか、ソファを置かれている場所が多いのはテレビの向かいです。
テレビというのは、光の当たり具合によって見えづらくなることも多いものですので、最初にテレビの位置を決めることで、それに 合わせて自然にソファの置き場所が決まることも多いようです。

 

ソファを配置する部屋の広さや壁との距離について

テレビ以外にも、部屋の広さ、壁との距離によってもソファの置き場所は決まってきます。
最近はPCを使った3D画像で、自分の部屋にソファを置いた時の様子をあらかじめチェックできるお店も増えています。
部屋の寸法とソファの寸法を考慮したシミュレーションができるので便利です。
bloccoでは、3Dシミュレーションのご依頼も承っています。
詳しくは、3Dシミュレーションでソファ選びをご参考に。

 

次に、よく見られるレイアウト例から、それぞれの使い勝手を考えてみましょう。

 

直線的にソファを配置する。

最もコンパクトでシンプルなスタイル。
生活動線をさえぎらず、またソファに座った時に視線をさえぎるものがなく、使いやすい配置だと言えます。
ソファとソファテーブルの間に40cm程度、ソファテーブルとテレビの間に60㎝程度の距離を置けると圧迫感がありません。

 

L字型のソファを配置する

直線型に比べ、座れる人数が多くなるL字型(コーナーソファ)
小さめの部屋では壁際に置くのがおすすめ。部屋が広く見え、開放的に感じられます。
部屋中央に置くとソファがパーティションのような印象を与え、その内側に「仕切られた一つの空間感」が生じます。
広めの部屋向けの配置です。

 

ソファを斜めに配置する

テレビの斜め置きを選択肢に入れると、レイアウトの幅がグンと広がります。
「部屋の対角線が使え広々とした印象になる」「L字型ソファのどこに座ってもテレビが見やすい」など使い勝手もよいようです。

ただし、テレビサイズが大きい場合(またはソファを壁側に置きたい場合)は、どうしても背面にデッドスペースが発生することに。
「スペースに余裕がある」「模様替えでガラリと印象を変えたい」というような場合は、試してみるのもよいでしょう。

小さめの部屋にソファを配置する際の注意点

部屋が大きければそれだけ自由度も高まりますが、1LDK、6畳間などスペースに制約がある場合も多いもの。
小さめの部屋にソファを置く時には、こんなことに気をつけると快適に過ごせそうです。

壁に沿わせて置く

小さめの部屋にソファを置く場合、配置を間違えると更に部屋が狭く見えてしまいます。そこで、壁に沿わせて置くことから検討してみてはいかがでしょうか。これにより、部屋が広く感じられます。
部屋の中央に設置してパーティションの役割を持たせる方法もあるのですが、小さめの部屋でこれを行うと圧迫感があるだけでなく、歩けるスペースも少なくなってしまいます。ソファ自体が小さいものであれば壁から離しても良いのですが、そうでない場合は壁に沿った形でおいたほうがスッキリして見えます。

背もたれの高いソファは避ける

ソファを購入する際に配置に必要な床のスペースはしっかり確認する方が多いのですが、うっかり見逃してしまいそうなポイントが、背もたれの高さについてです。小さめの部屋の場合、できれば背もたれが低めのソファを選択するようにしましょう。これにより圧迫感がなく、部屋が広く感じられます。

 

そもそも、背もたれの高さによって何が変わるのでしょうか。まず、ハイバックタイプのものは腰から頭までしっかり支えることができるので、座った時にリラックスしやすいのが魅力です。存在感はありますが、長時間座って過ごすほうが多い方は、多少圧迫感があったとしてもそれなりにハイバックタイプのものを選択してみるのも良いでしょう。ただし、その場合は前述したように壁に沿わせて置くなど配置にも注意が必要です。

一方、ロータイプで背もたれが低い製品の場合、部屋の雰囲気が開放的になります。
また、一般的には背もたれが低いものはソファの座面の高さも低いことが多いので、特に小さなお子さんがいる家庭でも利用しやすいでしょう。肩まで寄りかかることはできないので疲れてしまうのではないかと心配する方がいますが、そういった方はソファを壁に沿わせて配置し、壁との間にクッションを置くことにより肩まで支えることができるようになります。

背面に通路・階段がある位置は避ける

頻繁にソファの後ろを通るような配置は避けておきましょう。一人暮らしの場合はよいのですが、後ろで人の動きが多いと落ち着きません。
実際に置く前に、普段どのように生活し、どこを通るのか生活動線についてよく確認しておくと失敗しにくいです。
ソファの背面に収納家具などがある場合も同じことがいえます。例えば、タンスの前などに設置してしまうと広めのスペースをとらなければタンスからものを出しにくくなってしまうことがあるため、注意しましょう。

2人掛けの場合はそれぞれが座りやすい位置に置く

1人しか座らないのであれば比較的置き場所は自由ですが、2人掛けなど複数人で座る場合はそれぞれが座りやすい場所に配置しなければなりません。どこに置くかについては生活動線も考えながらソファに座る人で話し合いをして決めた方が失敗は少ないです。また、大きめの2人掛け製品を購入するのではなく、コーナー+ベンチタイプを組み合わせて圧迫感を抑える方法もあります。

その他の家具も含めて調整する

ソファを置く前の段階で、部屋の中の家具が占めているスペースが多いのであれば、現在使用している家具を小さめの物に買い換えることにより、ソファを導入した後の空間を確保しやすくなります。
例えば、センターテーブルを使っている場合はこれをやめ、サイドテーブルにしてみてはいかがでしょうか。2人掛けソファの場合、それぞれの隣にサイドテーブルを設置することで空間を広くできる場合もあります。
他にも、サイズが大きいものの中にそれほどものが入っていない棚や、ほとんど使っていない収納家具などがある場合は、それらを撤去することについても検討してみてはいかがでしょうか。

 

なお、パネルヒーターなど暖房機器の前にソファの長い面を置いてしまうと、暖房効率が落ちるので気をつけましょう。また、大きめリビング・大人数の家庭で使われることの多い「コの字型」の場合、中央部分にテーブルを置くことが多いのですが、テーブルが大き過ぎて飛び出してしまうと、想像以上に使いにくくなるので要注意です。

ソファを配置する際の注意点

快適に生活するためには、その場所にソファを配置した時に何か問題が起こらないかどうかについて考える必要があります。以下の3点に注目してみてください。

生活動線は60cm以上とる

一般的に、1人が通るのに必要な幅は60cmほどとされています。ですが、すれ違う場所は90cm~120cmほどの幅が必要とされているため、部屋の中ですれ違うことが多いところの近くにソファを設置しようと考えているのであれば、十分な距離が取れるか考えてみてください。
また、両手で荷物を持ちながら通ることが多い場所については、最低でも80cm程度は考えておいたほうが良いでしょう。これくらいの距離を確保できるのかについてよく考える必要があります。

テレビとソファの距離について考える

ソファに座ってテレビを観る場合、それぞれの距離についても考えておく必要があります。快適に見るためには最適視聴距離と呼ばれるものを考慮する必要があり、一般的にはテレビ画面の高さの3倍ほどの距離が必要です。
例えば、42インチテレビの場合は156cmほど、50インチテレビの場合は186cmほどの距離が取れるように配置を検討してみましょう。これよりも近いと目が疲れやすくなるほか、肩こりに繋がってしまう恐れがあります。また、テレビ画面から遠くなればそのぶん見えにくくなるので、最適な距離について計りながら設置場所について検討してみてはいかがでしょうか。

テーブルの位置を調整する

ソファとテーブルの位置は、近くても遠くても使いづらくなります。一般的には30cmよりも近づけてしまうとリラックスした姿勢のときに脚がぶつかりやすくなるので、30cm以上、できれば40cmほど距離を作るように調整してみてください。また、距離を広く取り過ぎてしまった場合、テーブルが使いづらくなるので、このあたりにも注意が必要です。

ソファと部屋のサイズの関係

リラックスしたくて大きなソファを購入したところ、部屋が狭くなってしまい全くリラックスできなくなってしまったというケースがあるので、サイズについて考える際には、ソファ単品で考えるのではなく部屋の大きさに合わせて検討する必要があります。
注意したいポイントを解説しましょう。

幅・奥行き・高さで考える

ソファのサイズは幅と奥行き、高さによって決まります。この中でも、特に幅と奥行きを意識して製品選びやしましょう。特に設置できるスペースが限られている部屋の場合、先に幅と奥行きをどこまで確保できるのか調べておかないと、実際に配置した後に部屋全体が圧迫されてしまうことがあるので注意が必要です。
高さについてはある程度自由に考えられるので、後から考慮しましょう。

部屋のサイズに適したソファの目安

1人掛けから3人掛けのサイズは、以下が主流となっています。

  • 1人掛け…90~100cm
  • 2人掛け…140~160cm
  • 3人掛け…170~200cm

製品によって異なるので、購入する際には実際のサイズについて確認したうえで検討してください。
各部屋のサイズで適しているソファの大きさ、場合によっては設置できる大きさは以下が目安です。

 

部屋の広さ 適したソファの目安 場合によっては設置可
6畳 1人掛けかコンパクトソファ 2人掛け
8畳 2人掛け 3人掛け
10畳以上 3人掛け以上

10畳以上の部屋であれば3人掛けでも余裕で設置できる可能性が高いほか、レイアウトにこだわってL字型やカウチタイプ、コーナータイプ、なども検討できます。一方、6畳の場合は他の家具サイズとの関係もあるので、本当に設置可能か、設置した後に圧迫感がないかについては事前に確認しておかなければなりません。
なお、小さいタイプの1人掛けでも90cm は幅を確保しておかなければならないため、6畳未満の場合は検討しにくいです。

部屋の形状に合わせた配置の工夫

部屋がどのような形状をしているのかによって適している配置が変わってきます。それぞれの部屋の形状に合わせてどのようなポイントに注意すれば良いか確認しておきましょう。

正方形の部屋

できるだけ無駄のスペースを取りたくないと考えているのであれば、壁際にL字型ソファを置いてみてはいかがでしょうか。特に、大きな正方形の部屋の場合、壁際にテレビを設置してその反対側にソファを置くと、距離が長くなってテレビが見えにくくなってしまうことがあるので注意が必要です。

なお、6畳程度の正方形の部屋の場合は、壁際にテレビ、その反対側の壁を背に沿うようにソファを設置して間にテーブルを置いてもそれほど離れないので、問題ないことが多いです。

長方形の部屋

正方形の部屋に比べると選択肢が多いぶん、レイアウトが難しくなります。リビングの場合はどこまでをダイニング、どこまでをリビングにするかをそれぞれ考え、スペースをまとめましょう。
様々な家具を配置しやすいからといっていろいろな場所に置いてしまうと乱雑に見えてしまいます。

L型の部屋

長方形の部屋と同じく、スペースをしっかり分けて配置しましょう。縦のL型部分にはキッチン・ダイニング、横にはリビングを配置するとまとまりやすいです。ソファを設置する際には、前述したように距離の関係についてもよく確認してみてください。

事前にしっかりシミュレーションするのがおすすめ

サイズについて深く考えることなくソファを購入したところ、自分の部屋には大きすぎた、小さすぎたなど、後から不満を感じてしまうことがあります。配置については、購入する製品の大きさはもちろんのこと、自分の部屋の大きさなども正しく理解したうえで事前にシュミレーションしておくと間違いありません。
パソコンやスマホアプリで配置のシミュレーションができるソフトなどもあるので、活用してみてはいかがでしょうか。おしゃれを重視して選んでしまうと実際に生活し始めたあとにソファの周辺を行き来しづらい、設置場所の関係で収納家具が使用しづらくなってしまったなどのトラブルもあるので、注意が必要です。

ソファに関するお役立ちリンク集

bloccoでは、ソファづくり70年以上の蓄積された経験や知識を活かして、ソファに関するお役立ち情報をたくさん掲載しています。

 

家での楽しい時間、家族や友人とのかけがえのない時間、ペットに癒される幸せな時間。その多くの思い出は、心地良いソファの上で生まれていると感じています。そんな特別な時間を大切にしていただきたく、私たちはソファ選びの参考となる情報をお伝えしています。

 

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