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ソファのペット対策。ひっ掻きや汚れに負けないソファの生地選びとは。

「ソファを購入したいけど、ペットがいるから心配…」と感じている方もいらっしゃいるかと思います。確かに、ペットがいるとソファは傷みやすくなりますが、ペット対策を講じることで傷や汚れ、臭いなどの影響を抑えることは可能です。このページでは、おすすめのペット対策とソファの選び方などを解説しています。ペットと一緒にくつろげるソファを見つけたい方は、参考にしてください。

 

ペットを飼っているとよくあるソファの悩み

飼い主がソファを大切に思っていても、ペットにはなかなか伝わりません。ペットの何気ない行動で、ソファを傷つけてしまうことなどがあります。ペットを飼っていると、どのような悩みを抱えやすいのでしょうか。

ソファが傷つく

最も多い悩みとして、ソファが傷つくことが挙げられます。ソファが傷つく理由はさまざまですが、例えば、犬の穴掘りや猫の爪とぎなどで傷つくことがありますし、単にソファの上に乗って遊んでいるだけで傷つくこともあります。大切なソファが傷だらけになるとショックですよね。

ソファの生地にシミ・汚れができる

次に多い悩みが、ソファの生地にシミや汚れができることです。シミや汚れの主な原因は、ソファの上で粗相をすることや嘔吐すること。あるいは、ソファの上でオヤツを食べる、おもちゃで遊ぶといったことも原因になります。これらのシミや汚れは、簡単に落とができず、ソファが古びた印象になるので不安になりますよね。

ソファの生地が破れる

頻度はそれほど高くありませんが、ソファの生地が破れて中の素材が引き出されることもあります。ソファの生地が破れる理由は、犬の穴掘りや猫の爪とぎなどです。あるいは、犬がソファを噛んで破ってしまうこともあります。ソファの生地が破れて中身が飛び出すと、修理や買い替えが必要になります。被害が大きいので、心配になりますよね。

ソファのペット対策で行いたいこと

以上のトラブルなどが起こるため、ペットを飼っているとソファは傷みやすくなります。ソファのペット対策は、どのように行えばよいのでしょうか。

基本の対策はしつけ

最も重要な対策は、ペットをきちんとしつけることです。ソファに乗らないようにする、トイレの場所を教えるなどで、トラブルの大部分は防ぐことができます。穴掘りや爪とぎをほかの場所で行うようにしつけてもよいでしょう。ただし、ペットの行動を完全にコントロールすることは難しいものです。買主が近くにいないときや興奮したときに、ソファを汚してしまうことや傷つけてしまうことは考えられます。万が一に備えて、他の対策も併用するべきといえるでしょう。

ペットのストレスを解消する

犬がソファを噛む場合や猫がソファで爪とぎをする場合は、ストレスをためている可能性があります。したがって、ペットのストレスを解消することも、ソファのペット対策になりえます。犬のストレスは、散歩の時間を増やしたり、お留守番のトレーニングをすること。猫のストレスは、ソファ以外の爪とぎアイテムを用意することなどで解消できます。ペットの行動が気になる場合は、これらの対策を試してみるとよいでしょう。

ソファの生地選びにこだわる

ソファの購入や買い替えを予定している場合は、生地選びにもこだわりましょう。ソファに使用されている生地の中には、汚れがつきやすい・つきにくいもの、臭いがつきやすい・つきにくいもの、傷つきやすいもの・傷つきにくいもの、などがあるからです。見た目だけで選んでしまうと、部屋に設置してから傷や汚れで悩むことになるかもしれません。生地の特徴を踏まえたうえで、選択することが重要です。

ペットがいる家庭で気をつけるポイント

【ソファの脚】
子犬の場合は特に、生えかけの歯がかゆくてソファの脚をかじってしまうことがよくあります。木製の脚はすぐにボロボロになってしまうので、脚が鉄製のソファや脚を取り外して直置きができるソファを選ぶとよいでしょう。
【ソファ下の隙間】
性格にもよりますが、ソファの下の隙間に入って底布をガリガリと引っ掻きたがるワンちゃん、ネコちゃんがいるようです。ほとんどのソファで底布にはそれほど強い素材を使ってはいません。ペットが入り込めないローソファや、脚を取り外せるソファをオススメします。
【ソファの高さ】
ダックスフンドやコーギーなど足の短い種類のワンちゃんは、座面が高いと飛び上がれないことも。「ペットはソファに登ってほしくない」という方は気にする必要はありませんが、ソファで一緒にくつろぎたい人はローソファを選ぶか、「ペットスロープ」を利用しましょう。

ペットとの暮らしにおすすめのソファの選び方

ペットがいるご家庭とペットがいないご家庭では、ソファ選びの基準が異なります。ペットがいるご家庭は、どのような基準でソファを選べばよいのでしょうか。

汚れや傷に強い生地を選ぶ

最初に心がけたいのが、汚れや傷に強い生地を選ぶことです。ここまで説明してきた通り、ペットがいるとソファは汚れやすく、また傷つきやすくなります。見た目だけで生地を選んでしまうと、短期間でボロボロになってしまうかもしれません。ペットのしつけに自信がない場合は、汚れや傷に強い生地を使っているソファを選ぶようにしましょう。生地の特徴については、「ペット対策でおすすめの生地と特徴」で解説しています。

座面の高さを考える

犬(小型犬)を飼っている場合は、座面の高さも考えたいポイントです。座面が高すぎると、ソファの乗り降りで、犬の足腰に負担をかけてしまいます。特に、ミニチュアダックスフンドやウェルシュコーギーなど、胴長の犬種は注意が必要です。無理をさせすぎると、椎間板ヘルニアで辛い思いをさせてしまうかもしれません。基本的には、犬に負担をかけづらい座面の低いソファがおすすめです。座面が高いソファを選ぶ場合は、犬用のステップを付けるとよいでしょう。

座り心地を考える

ソファの座り心地も考えたいポイントです。柔らかい方がよいと思うかもしれませんが、柔らかすぎるとペットが乗ったときに沈み込んで動きづらくなる恐れがあります。ペットの身体に負担をかけてしまうため、積極的にはおすすめできません。また、ペットが長時間座っていると、型崩れの原因にもなるので注意しましょう。

ペット対策でおすすめの生地と特徴

ソファの生地として使われる主な素材には「ファブリック(布)」「本革」「合皮(合成皮革)」の3種類があります。まずは、それぞれの特徴について紹介します。

ファブリック

肌触りのよさや温もり、色・柄とも種類豊富なのがファブリックの魅力。それに対して、汚れが染み込みやすく、においがつきやすいという欠点もあります。「カバー式なので取り外して洗える」という製品もありますが、通常はドライクリーニングとなってコストがかさむうえ、着脱にかなりの手間がかかる場合も多いもの。さらに、目が粗い素材ではペットのひっ掻きによって、生地がほつれたり破けたりといったトラブルも起こりがちです。

とはいえ、近年では各メーカーでも研究を進め、水だけで汚れを落とせるもの、撥水加工によって汚れが浸透しないもの、においの付きにくいもの、引っ掻きに強いものなどが登場しています。

 

本革

ペットが粗相をしてしまっても汚れが染み込みにくいこと、天然素材ならではの経年変化が楽しめることが本革の大きな魅力。モダンで高級感のある質感も楽しめます。

その一方で、天然素材であることから乾燥に弱く、季節の変わり目ごとにオイルを塗る必要があるなど、メンテナンスの必要も生じます。ファブリックに比べてカラーバリエーションが少ない、色落ちする場合がある、冬には冷たい肌触りに感じられることもある、といった欠点も挙げられます。引っ掻きに対する強さは、品質によって大きく異なるというのが実情です。

 

合皮

近年の合皮は品質が高く、見た目、肌触りとも本革とほぼ区別つかないものが多くなっています。メンテナンスが簡単で、色落ちせず色のバラつきも少ないなど、本革以上にオススメのものも。ただし強度に関しては本革以上に品質のバラつきが大きく「ピンキリ」のため、見極めが必要になってきます。

続いて、ペット対策でおすすめの生地とそれぞれの特徴を詳しく解説します。

スエードタイプの人工皮革

ペット対策で特におすすめしたいのが、スエードタイプの人工皮革です。人工皮革とは、不織布にウレタンなどを含浸させて作られた人工の皮革のこと。見た目だけでなく、内部構造も天然皮革に近い素材です。具体的な特徴は製品により異なりますが、ひっかき傷に非常に強く、破れにくいうえ、お手入れも簡単なのでペットがいるご家庭に適しています。

合成皮革

合成皮革もペットがいる暮らしに適している可能性があります。合成皮革とは、織物などに樹脂を塗って作られた人工の皮革のことです。撥水性が高いため汚れがしみこみにくい特徴があります。ペットの毛が絡まりづらい点も魅力です。ただし、品質はさまざまで、本革に比べると強度は劣ります。扱い方によっては、破れてしまうこともあります。

本革

本革もペットがいるご家庭のソファに適しています。汚れがしみこみづらいうえ、破れづらく、毛が絡まりづらいからです。例えば、ペットのよだれがついても、すぐに拭き取ればシミになることはほとんどありません。また、経年で味わいを増すため、汚れを「味」として楽しむこともできます。定期的なお手入れを必要とする点には、注意が必要です。

モケット

ファブリックを検討している方は、モケットを候補に加えてみてはいかがでしょうか。モケットとは、地糸にコットンなど、経パイルに化繊やウールなどを用いた織物です。身近なところでは、バスや電車のシートに使用されています。摩擦やひっかき傷に強いため、ペットがいるご家庭におすすめです。ただし、起毛仕立ての場合は、ペットの毛が絡まりやすくなります。

 

ペットと一緒に暮らす場合、ソファの色選びにも注意が必要です。
どのような点に気を付ければよいのでしょうか。

 

天然皮革・合成皮革は濃い色味

天然皮革・合成皮革は、濃い色味のものがおすすめです。黒色や茶色など、濃い色味を選んでおけば、粗相などでシミができても目立ちません。ペットの毛色によっては抜け毛が目立つかもしれませんが、天然皮革などに絡みつくことはないため掃除は簡単です。目立つときに、拭き掃除や掃き掃除をすればキレイになります。

ファブリックはペットの毛色に合わせる

ファブリックは、ペットの毛色に合わせた色味のものをおすすめします。例えば、ペットの毛色が白色であれば白色、ベージュであればベージュがおすすめです。色味を合わせておけば、ファブリックにペットの毛が絡まっても目立ちません。ペットの毛色と反対色のファブリックを選ぶと、ペットの抜け毛が目立ってしまいます。だから、色味を合わせることがおすすめなのです。

ペットとの暮らしにおすすめのソファ

ペット対策では、ソファの生地と色選びが特に重要になります。では、具体的にどのようなソファを選べばよいのでしょうか。ペットがいる暮らしにおすすめのソファを紹介します。

CELLO

緩やかな曲線を描く、かわいらしいフォルムが魅力のカウチタイプソファです。3人掛けカウチセットになると「幅1860×奥行880-1300×高さ800」になりますが、丸みを帯びているため圧迫感はありません。大きな特徴といえるのが、アームレス(ひじ掛けなし)であること。ペットの移動を妨げないため、ペットがいる暮らしに向いています。適度な硬さの座り心地を実現している点も見逃せません。沈み込みが浅いので、ペットに負担をかけづらいソファといえます。座面と背面を取り外して、お手入れできる点もポイント。ペットがいる暮らしにおすすめしたいソファです。

GEMINI

ライフスタイルに合わせて、さまざまな組み合わせを楽しめるリラックスモデュールソファです。柔らかな丸みを帯びたフォルムが魅力で、思わず身体を預けたくなります。特徴は、座面の奥行きが73㎝もあること。奥行きが深いため、飼い主だけでなくペットも安心して身体を預けられます。ソファの上で、ペットとくつろぎたい方におすすめです。

HOMES

大人2人がゆったり座れるサイズのソファです。上質なレザーや高級感のあるファブリックが似合うデザインといえるでしょう。特徴は、へたりづらいことと一枚座面(カスタマイズ)で作れること。耐久性が高いうえ、座面に隙間が生じないため、ペットがいる暮らしに適しています。もちろん、座り心地が良い点も魅力です。

まとめ

ペットは、生活に潤いをもたらしてくれるかけがえのない存在です。しかし、人間のルールを完ぺきに理解することは難しいため、しつけが不十分だとトラブルを起こすことがあります。代表的な例として挙げられるのが、ソファへのいたずらなど。悪意はなくても、ソファを傷つけてしまうことや汚してしまうことがあります。ペットを飼っている方は、ソファ選びに注意しましょう。

ソファ選びのポイントは、生地や座面の高さなどにこだわることです。特に、生地選びは重要といえるでしょう。傷つきにくさや汚れにくさを重視すると、人間・ペットとも快適に使用できるソファを選べます。色味までこだわれば、さらに使い勝手は良くなります。このページで紹介した情報を参考に、ペットと一緒に使えるソファを選んでみてはいかがでしょうか。

ソファに関するお役立ちリンク集

bloccoでは、ソファづくり70年以上の蓄積された経験や知識を活かして、ソファに関するお役立ち情報をたくさん掲載しています。

 

家での楽しい時間、家族や友人とのかけがえのない時間、ペットに癒される幸せな時間。その多くの思い出は、心地良いソファの上で生まれていると感じています。そんな特別な時間を大切にしていただきたく、私たちはソファ選びの参考となる情報をお伝えしています。

 

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